こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太です。
英検などでは、スピーキング課題の一つとして「絵の描写」があります。カードに書いてある絵を見て、その内容を正しく説明する、という課題です。
これまで教室のカリキュラムであまり重点的に扱ってこなかったので、少しずつ力を入れ始めています。先週は、ペアワークを使ってこの課題に工夫を加えてみました。
AとBの二人でペアになり、Aがモデルの絵を見ながらその絵を描写し、Bはその説明を元にAが持っている絵を再現していきます。
先週は以下のような絵を扱いました。
テキストの絵をそのまま載せると著作権上問題があるかもしれませんので、私の下手な模写で失礼します(笑)
この絵をAがBに向かって英語で説明します(5分ぐらい)。
5分ぐらい経ったところでBが今まで書いた絵をAに少しだけ見せて、違うところを更に説明してもらいます。
例えば、一人の生徒は3人の女の子を柵からかなり離れたところに書いていたので、モデルの絵を持った生徒が
The girls are nearer to the fence. 「女の子たちは柵にもっと近いです」
などのようにして修正して行って貰います。
その結果、出来た絵が以下のような感じです!(鉛筆なので薄くて見づらいです。すみません)
中々よく出来ていますね!下の方の絵は、女の子たちの向きが違うのを最後まで修正できなかったようですが、鞄やカメラ、服装などはかなり忠実に再現できていて素晴らしいです。
この課題、すごく楽しかったようで、授業とは思えないぐらい盛り上がっていました。隣で学習している人にはちょっと迷惑だったかも。。。(汗)
この課題、information gap (知っている内容のギャップ)を作って会話練習を意味あるものにする、などの工夫もこらしてあります。お互い知っている内容を聞きあっても会話が意味あるものにならない(単に練習のために練習している感じになる)ので、相手が本当に知らないことを英語で伝える課題を作るのが大事、ということです。
楽しいだけでは英語は身に付きませんが、たまにこういう楽しい課題で自分が学んだ英語をアウトプットする機会を持つことも上達には必要ですね。