こんにちは、広島の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西英語学院、講師のフミエと申します。
リスニングしてもさっぱり聞き取れないので、スクリプト(原稿)を見てみると、な~んだ、すべて自分の知っている単語の羅列ではないか!という経験、あなたにはありませんか?
切ないですよね、分かります、その失望感!
我々日本人は、学校の英語教育の中で、一つひとつの単語をハッキリゆっくり発音するよう教育されますよね。それはそれでよい場合もあるのですが、スムーズな会話を楽しむという観点からしたらどうでしょうか?
インバウンドのお陰もあって、これだけたくさんの外国人が日本に来てくれている現状を活かし、カフェや温泉で気軽にお友だちをつくれるなら、こんなに素敵なことはありませんよね。
それには、まず苦労することなく聞き取りが出来るようになる必要がありますよね。
今日は、聞き取りが上手になるちょっとした方法をご紹介します。
聞こえてく音声を2,3秒遅れで繰り返すシャドーイングは難しいから、出来なくても構いません。それよりも、字で意味を確認した上で、少しずつ音声を止めて、区切って、聞こえてきた通りに発音をするのです。
これなら出来る気がしませんか?これなら遅れずついていかなければならない!という悲愴感がありません。ゆったりした気分で、
「へ~、 is that your ... って、イズ ザット ユアではなくて、イダッチュアなんだ!
What ifは、ホワット イフではなくて、ワッディフなんだ!なるほど~」、
と感心したりおもしろがったりしながらやっていけばよいのです。
そして、素直な気持ちで自分を会話の主人公にしましょう。空想の中で自分を海外ドラマの登場人物にしたりなどすると素晴らしいほど身につきます。ある時には金髪の自分が青い目に涙をためて、
You can’t tell how I feel! (あなたに私の気持なんか分からないわよ!)
などと叫んだりします。その場の人間になり切って、別人の人生を歩んでみる、という役者かぶれな訓練をすることによって、だんだん英会話が上手になっていくのが分かります。
このようなことの積み重ねで、私は日本に来ている外国人と、気が付けば、カフェで一時間近く深い話をしていたり、温泉の中でお互いがのぼせるほど話に夢中になったりしていることがしょっちゅうです。
世界中にたくさんの友だちが出来て、英会話を通して博愛心豊かな人間になれたら人生がおもしろくなりますね。
みなさん、頑張ってください!