こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。
今回は長文読解に関して、
「長文読解がなかなかできるようにならない」
「模試で長文の問題を最後まで解くことができない」
「読めていると思ったのに、答え合わせをすると間違っている」
などのお悩みに対する対策を提示したいと思います。それでは行きましょう!
「模試を解いていても最後まで読めずに終わってしまいます」
「辞書を使ってじっくり読めば読解できるのですが、本番ではなかなか成果が出ません」
このパターンで悩んでいる方は、
の可能性があります。
「単語力不足」に関しては
などの記事で対策をいろいろ取り上げていますので、そちらをご覧ください。
今回は「多読をやっていない」という問題点を取り上げたいと思います。
このパターンの人は、文法を理解して単語をきっちり調べつつ読解するのは比較的上手く行きますが、いざ本番で「辞書なし、時間制限あり」の状況になると、その本来の力が発揮できません。
こういう方には、以下の解決策を提案します。
「多読」とは、辞書をできるだけ使わずに理解できるレベルの本を大量に読む学習法です。多読学習を行うことにより、
効果を期待することができます。
使用する本としては、中級者~上級者なら本物の洋書を月に1冊ぐらいのペースで読めばよいでしょう。
初級者~中級者のレベルの場合は、graded readers (レベル分けしてある洋書のシリーズ)をお勧めします。例えばスクール今西では、以下のようなシリーズをレンタル用として用意しています。
これらのシリーズは本が薄いので、1週間~2週間に1冊程度のペースをキープする必要があると思います。内部生の方は「たかが多読」と思わず、長文読解を上達させる方法として読書をしっかり頑張ってくださいね ^^
「ちゃんと最後まで読んで意味を理解しているはずなのに、問題で間違えてしまう」
「何回英検を受け続けても長文読解の点数が上がらない」
というお悩みをお持ちの方は、単純に正確に読む練習が足りていないものと予想されます。以下の解決策をお勧めします。
どのぐらいのレベルの長文を扱えばよいかは人それぞれですが、以下の原則に基づいて選ぶと上手く行くと思います。
i とは「今の自分の実力」、+1 とは、それよりもちょっとだけ上のレベル、という意味です。つまり「i + 1」とは、自分の実力よりちょっとだけ上のレベルの事を指します。
要するに、
というレベルが、学習者にとって理想的な長文のレベルと言えます。以下のような状態の長文を使っていないか、注意してください。
以上、長文読解で伸び悩む2つのパターンを取り上げました。まとめると、
ということですね。
長文読解で伸び悩んでいる人は自分がどちらのパターンに属するのかを分析して、ぜひ学習法を調整していってください。成功を願っています!