特に第3章「民間試験の何が問題なのか」の章はなかなか衝撃的で、それぞれの民間試験の難易度の対応などが、つじつまを合わせるためにこれほどでたらめに決められているとは驚きました。
また、「スピーキング試験におけるリスニング能力の重要性」を論じている第4章の議論も参考になりました。四技能と言ってそれぞれを分離せず、それを一体化させて教育していく重要性も改めて実感しました。
私たちはこういう試験を受験する生徒のサポートに回る側です。制度の問題点を意識したうえで、それでもこの試験を受けざるを得ない生徒をどのようにベストの方向に導いていくか、真剣に考える必要を改めて感じました。
とりあえず、
・どんな試験が来ても点数がとれるよう、英語力そのものを高める方法論とそれをカリキュラムに落とし込むこと
・色々な試験の特徴をもっと勉強して、各生徒に一番合っている試験を提案できるようにすること
を意識して行っていこうと思います。生徒の役に立てるようになるためにはやはり欠かさず勉強を続けていくことが大事だなぁと思いました。