以下は主にネット上の新聞記事、Educational Network Journal vol.45 などを参考に書かせて頂きました。
2021年1月の大学入試から、センター試験ではなく、新方式の共通マーク試験(共通テスト)が施行される。
新方式のマーク試験(共通テスト)は、
発音アクセント問題、文法問題(四択)、語句整序問題
がなくなる。つまり、純粋に読解能力を問う試験になる予定。また、総単語数は現在のセンター試験より3割増加する(4,200語→5,500語)。
リスニングは音声として流れる英文が長くなり、講義を聞いて英語でメモを取る能力が問われるなど、長時間、英語を英語のまま理解して処理する能力が重要となる。
<2019年11月1日追記:2020年度の英語民間試験導入は延期になったというニュースが入りました。詳しくは「大学入試の民間試験利用 20年4月からの実施延期」をご覧ください>
共通マーク試験に加え、いわゆる四技能型の民間英語試験(英検など)を受験する必要がある国公立大学が多くなる可能性が高い。大学受験に使える民間英語試験は
・英検
・ケンブリッジ英検
・TEAP
・TOEFL iBT
・IELTS
・GTEC
・TOEIC(Speaking/Writing も含む)
※英検に関しては、現在行われているスタイルの試験は使えず、CBTなど新しい形式の試験のみが対応
がある。
ただし現時点で民間英語試験の活用を明言している大学は多くなく、検討中、答えられない、などとアンケートに返答する大学が多い。(参考:英語の民間試験13国立大が「活用」 共通テスト 公平性に懸念の声)
また、民間試験の配点に関しても、「2割以上」という目安は提示されているが、各大学の対応はまだ未定(参考:大学共通テスト 英語民間試験の配点「2割以上」 国大協が活用例)
国大協の「2割」という目安を採用する大学の場合、スピーキング試験の比重は試験全体の5%程度(民間試験の比重は全体の20%。そのうちスピーキングは四技能の1つなので、4分の1。つまり、20÷4 = 5%)。
【追記】スピーキング試験の導入は見送られました。
以上を踏まえ、著者である私の個人的な意見として可能な対策を述べます。
いずれにしても、高校に入っても文法問題ばかり解かせている方式の教育では新マーク試験に対応できなくなる可能性が高いです。
と言う記事も出ています。きちんとした情報収集とそれに基づいた対応が競争に勝ち抜くためには重要です。みなさん、ぜひ最善を尽くしてください!