こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太です。
冬期講習も半分が終わりました。これまでの中でいくつか授業をピックアップして、どのような授業だったかを書いてみようと思います。
1726年出版の Gulliver’s Travels 原典を読む授業でした。注もついていない原書をそのまま読む授業で中高生にはなかなかハードだったようですが、解説をすればきちんと全て理解してくれました。
現在英語ではあまりない表現、例えば
about が around の意味で用いられる
I saw them not. のように not が do とペアにならずに否定文を作る
などの内容について解説しました。直接受験には出ない内容もありますが、300年前の英語をそのまま読んで理解できたのは自信につながったと思います。
最後には「プロジェクト・グーテンベルク」について教えました。著作権の切れた文学作品などをオンラインで無料ダウンロードできるサイトで、続きが読みたかったらここにどうぞ、と言っておきました。『オズの魔法使い』なんかもあるよ、と言うと意外と興味を持ってくれたようで嬉しかったです。
ちなみに最近私がスターウォーズを一から見直しているせいで、apprentice「弟子」とか rise「立ち上がる」という単語がスターウォーズのこんな場面で使われている、というしょうもないうんちくを披露しまくってしまいました(笑)
GTECの模擬問題を使用して、きちんとした構成で英作文を書く練習をする講座でした。
まずは英語を書くときに、難単語や抽象語を用いずに書くというコツを教えます。以下のような日本語の例を示し、自分が使いこなせない難しい単語を下手に使うとコロケーション(語と語の組み合わせ)の問題でこんな変な文章になるよ、と教えました。
「彼女は強情な雰囲気をしていますね」「大きな知識を持っている人」「あの人は価値観が悪い」「先生から沢山練習をもらいました」
それから、アイデア出し、序論、本論、結論それぞれの項目についてコツと基本を教え、それぞれのパートを実際に書いてもらいました。
最後に20分時間を取って清書します。中1や中2の生徒もいましたが、なかなかしっかりした文章を書くことが出来ていて素晴らしかったです。
石堂先生担当の授業で、比較の基礎の基礎を復習し、そこから
A whale is no more a fish than a horse is.
といういわゆる比較表現最難関の「クジラ構文」のニュアンス理解を目指しました。
no more / no less の no は「差が無い」ということを強調し、丸暗記ではなく、二次関数のような図を使用してイメージで理解していきます。
授業の後は「テンポが良くて楽しかった」「なんで学校ではこういう風に教えてくれないのか」と絶賛のコメントが沢山聞こえました。さすが石堂先生です。
冬期講習後半はミカ先生のスピーキング、ピーター先生の英検2級対策、私の発音アクセント問題対策などが続きます。引き続き、良い授業を出来るようにしっかり準備して行こうと思います!