こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太です。
先日、東京まで出張してセミナーに参加してきました。英語教育関係のセミナーで、いくつかのセッションがあったのですが、目当てだったのは教室で使用している
に関するセミナーでした。Grammar in Use シリーズはケンブリッジ大学出版の出している英文法のテキストで、世界中で売れている非常に有名なテキストです。
実際に高校の現場で Grammar in Use シリーズを使用していた先生が、 Grammar in Use の特徴などを説明してくれて、改めて特徴などを良くつかむことが出来ました。
その特徴、および日本のテキストとの違いは、以下の点です。
さて、具体的にはどういった点が異なるのでしょうか。以下第2節で、具体例を見ていきましょう。
例えば、must have done 「~した(だった)に違いない」について、日本の一般的なテキストと Grammar in Use の問題の違いを見てみます。
日本のテキストでは解説の方に「must have + 過去分詞 = ~したに違いない」と書いてあり、「~したに違いない」ときたら must have を書く、という作業的な問題演習となっています。
一方のGrammar in Use では、「傘が見つからない」という状況から「私、昨日、レストランで」というフレーズを使って文を作る練習をすることになっています。
Grammar in Use 的な文法学習の良い点は、上記のような作業を繰り返すことで、
という能力を身に着けることが出来ることです。これはまさに英作文や英会話で必要とされている能力です。
多くの英語の先生が悩んでいることは、「文法を勉強してもそれが英作文や英会話に活きてこないことが多い」ということです。
これはもしかすると、生徒が文法問題を解く際に「当てはめる作業」として行っていることが原因かもしれません。その対策にはまさにGrammar in Useが最適だと思います。
スクール今西の文法学習の目的は「英作文や英会話に活かせる文法を学習する」ことです。改めてGrammar in Useシリーズを使用していることの意義を再認識することが出来てよかったです。