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【英語】英語ネイティブがTOEFLを受けると…

こんにちは、広島の英語塾、スクール今西英語学院の今西一太です。

中級者以上のグループ指導と小学生を担当しているピーター先生(英語ネイティブスピーカー)に TOEFL iBT の試験を受験してもらいました。もちろんスコアが必要なのではなく、指導に活かしてもらうためです。

【追記:ピーター先生は2018年春に退職されました】
 


ピーター先生授業風景


英語ネイティブがTOEFLを受けるとどのように感じるのか、ちょっと興味がありましたので、色々聞いてみました。インタビュー形式で読者の皆さんにもシェアしてみたいと思います。

今西一太: 早速ですが、ネイティブスピーカーがTOEFL iBTテストを受けてみて、難しく感じたところはどこかありましたか?

ピーター: そうですね、リーディングやライティングは特に問題なく解けて簡単に感じたのですが、リスニングでどの情報が大切かを選びながらメモをしていくのが難しかったです。必要でない情報をメモしていたせいで重要なことを聞き逃したりしていたこともあり、そこが一番大変でした。

今西: なるほど。何かよい対策は思いつきましたか?

ピーター: 途中からメモを少なめにして、出来るだけ覚えながら聴いて行くようにしました。その方がうまくこたえられたと思います。あとは、 “In contrast” “First, second, finally” などの signal words (重要な情報が今から現れる、ということを示す表現)を意識しながら聴くと、どこのメモを取るべきかが分かると思います。

今西: スピーキングはどうでしたか?ネイティブスピーカーにとってはそんなに難しくないと思いますが。

ピーター: 確かに、1分間話し続けたりすることや、課題の内容自体はそれほど難しくなかったです。ただ、別の受験生の声がすごくうるさくて、それが気になって考えていたことを忘れてしまったりしたことがあり、そこだけが大変でした。生徒には耳をしっかりふさいでから課題に臨むように勧めたいと思います。

今西: リーディングについて何か思ったことはありましたか?

ピーター: 内容自体はそれほど難しくなかったのですが、興味の無い文章があったりすると読むのが辛かったです。文章を最初から最後まで読んでから解答すると時間がかかるので、問題を先に見てからその解答を文章中で探すような方法で解いて時間を節約しました。アメリカでSAT(大学進学適性試験、アメリカ版センター試験のようなもの)を受けたことがありますが、そのときも同じようにしていました。

今西: ライティングはどうでしたか?

ピーター: ライティングも問題ありませんでした。私はタイピングスピードがかなり速いので、他の人よりもかなり早く終わることが出来ました。

今西: 他に何かテスト全体や会場などについて思ったことはありましたか?

ピーター: テストが朝からだったので、少し眠くてベストのパフォーマンスが出来なかったと思います。後は、身分証明書でアメリカのパスポートを出した時にものすごく怪訝な顔をされたのがとても面白かったです(笑)

今西: なるほど、それは面白いですね(笑)係の人も何でアメリカ人が受けに来たのか不思議だったでしょうね。

ピーター: はい、他はほとんど日本人で、外国人は中国人か韓国人が少しいる程度でした。

今西: TOEFL受験、お疲れ様でした。ありがとうございます。

ピーター先生にはこの経験を活かして、中級レベルやTOEFL対策講座の指導に当たってもらおうと思います。

 

at 2016/10/19 20:26:54