こんにちは、広島の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。今回はスクールの会話練習に用いる課題を紹介します。元々は「英語教育の達人セミナー」というセミナーに参加して学んだ方法です。
以下の練習法をクラスで使ってみるとクラスの雰囲気が一気に明るくなりますので、それをここで紹介してみようと思います。
以下のようなシートを使います。(このシートは福島県いわき市立江名中学校の畑中豊先生からご紹介いただいたものに改変を加えたものです)
相づちや会話のヒントになるようなフレーズがリストしてありますよね。
ペアやグループを作り、クラス全体に対してある質問を提示し、その話題で5分間ほど会話をしてもらいます(例えば What did you do during the winter vacation? 「冬休みに何をしましたか?」など)。
その会話の中でここに書いてあるフレーズを出来るだけ言うようにして、自分が何か言うたびに横の□にチェックを入れていきます。チェック一つにつき、1ポイントで、合計ポイントの多い人にはもれなく全く豪華ではない(?)景品がついてきます。
Let me try first! というのは、「まず私に話させてください」ということで、自分から会話を始める勇気を評価して2ポイント、というアレンジです(これは畑中先生のオリジナルから拝借したアイデアです)。
これをやると、今まで英会話をしても黙ってうなずくだけだった生徒が、積極的に相手の会話に対して反応を示すようになり、クラスがとても賑やかになりました。
応用力のある生徒はその後のペアワークや授業進行の中でもここのフレーズを使ったりして、徐々に一方通行ではなく対話、コミュニケーションが出来ているクラスになって来ています。
英会話教室とかでも、自分が話す練習はたくさんするけど、相手の話に反応する練習って意外としないですよね?
上手に相手の話を聞くこともとても大事な能力です。話し上手なだけではなくて聞き上手にもなってほしいので、これからもこのシート、ぜひ活用していこうと思います。