こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太がお送りします。
将来ハイレベルな英語力を身に着けるため中学生の時にやっておくべき英語の勉強、それは何を差し置いても「文法」と「音読」です。(帰国子女、海外長期滞在経験のある子供は除いて、日本国内の日本語環境で育った子供の場合です)
そこで今回は「やってはいけない音読」というテーマで記事を書きます。
(画像はイメージです)
日本国内に居ながらにしてハイレベルな外国語を身に着けた人の中に音読を軽視する人はまずいません。(参考:『よりよい外国語学習法を求めて』竹内理)
学校の先生などに「英語を勉強するときは音読をしなさい」と言われたことがある人は多いと思います。
しかし、実際にどのようにすれば音読の効果が最大限に引き出せるのかまで教わったことのある人は少ないかもしれません。
英語音読の目的は沢山ありますが、簡単に言えば主に以下のようなものです。
これを達成することにより、将来に向けた処理能力、発信力を養うのが音読の主な目的です。
逆に言えば、これを達成できない音読はやめた方がいいダメな音読、というわけです。
それでは、具体的にどんな音読がダメなのか、効果を台無しにしてしまう二種類の音読について、見ていきましょう!
音読の目的を達成するには音読する前に文・単語の意味が完全に理解できていないといけません。
意味を理解したうえで、構造に慣れ、会話や英作文で使える表現を覚え
理解・処理を速くしていくのが音読です。
生徒が一生懸命音読をしているところに読んでいる単語の意味を聞いてみると
「…わかりません」
たまにあることです。
これでは残念ながらせっかくの努力が時間の無駄になってしまう可能性もあります。
音読をする時は一つ一つの単語や表現の意味を意識しながら読んで行き、少しでも不安があれば必ず辞書を引いて意味を確かめましょう。
学校の先生などに「音読しておいてください」と言われると、普通の生徒は1回か2回ぐらいしか音読しません。
これははっきり言って「ほぼ無意味」です。
上記の音読の目的を見てみると、1回や2回読んだだけでは決してできないことばかりです。
例えば、1回読んだだけで重要な構文を完璧に暗唱し、数か月後に会話でぱっと使うことができますか?(出来る能力をお持ちなら、音読は1回で十分です)
会話になると、処理時間0.1秒、一瞬で全てを思い出して瞬時に正確に言わないといけません。そのレベルに達するのが音読の目的です。
音読は最低でも20回はやりましょう。100回やっても500回やっても悪いことはありません。
そのぐらい大量に読んでようやく音読の目的を達成できます。
1日3回ずつ、1週間続けて読むようにすればそれだけでもう20回オーバーです。ぜひ頑張ってみて下さい。
さて、以上二種類のダメな音読を見てきました。
まとめると、音読は
ことが大事ということですね。
折角の努力を無駄にしないよう、音読の原則をしっかり守って頑張ってください!