広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太がお送りします。今回は英単語の勉強法で絶対にやめて欲しい勉強法と、絶対に守ってほしい原則を取り上げます。
特に「絶対にやめて欲しい勉強法」の方がなぜか一般的によく用いられる勉強法のため、単語の勉強には細心の注意が必要です。
単語帳を使って勉強するときに 絶対やめてほしい勉強法があります。
それは、例えば1000個の単語を覚えるのに 1日20個ずつ覚えて行って 50日間で覚えようとする勉強法です。
この勉強法では、ご存知の通り、 最後の方になってきたら 最初に覚えたものはほとんどきれいさっぱり忘れています。これは実は人間の記憶の仕組みを無視した、 非常に効率の悪い勉強法です。
単語帳課題を出している学校は、なぜかこの効率の悪い勉強法を生徒に強制していることが多く、個人的にとても残念なことだと思っています。
実は同じ時間を使って、はるかに効率のよい勉強が出来ます。
英単語を単語帳で覚える際に絶対守るべきルール、それは、
です。 (英語講師の関正生先生は、 「うろ覚えの繰り返し」と言っています)
例えば、1000個の単語を覚えたいのだったら、 1日20個をしっかりと覚えるのではなく、 1日200個をざっと見て何となく覚えます。 そうすると、5日間で1000個の単語を ざっと見ることが出来ます。 その時点では もちろんほとんど記憶には残りません。
そこから、また同じ1000個を5日間かけて 200個×5日間でざっと覚えます。
この5日間を10回繰り返せば、 最初の「やめてほしい勉強法」と同じ50日が経過します。
違いとしては、「やめて欲しい勉強法」では1つの単語を50日に1回しか見ていないのに対して、「うろ覚えの繰り返し勉強法」では1つの単語を50日に10回も見ていることです。
その結果の違いは歴然たるものです。 「全然単語が覚えられない」 と困り果てていた生徒が この勉強法で、始めて成果を出すことができた例をいくつも知っています。
1日200個が多ければ、 1日100個×5日で500個を 6、7回繰り返しましょう。 1ヶ月ちょっとで単語が500個確実に覚えられたら それはかなりすごいことですよ。
単語の学習に限りませんが、暗記のコツ(原則)は以下の事が最重要です。
忘れそうになったところで もう一度記憶を刺激することです。 一回一回を確実に覚えようとするのではなく、 とにかく触れる回数を増やしてください。 それが、人間の記憶の仕組みを活用した 単語学習と言うものです。
単語学習にはほかにもコツがいくつかありますが、 今日はその中でも特に大事なものだけ取り上げました。
暗記はとにかく
という原則を絶対に守ってください。間違った方法で努力を無駄にしないよう、頑張ってくださいね!