こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
先日、新中2の新入生の方(正確には保護者の方)から
というご相談をお受けしました。
このような場合はまず、その方のどこに問題があるのかを見極めるのが最重要です。ステップとしては
というのが一番効率が良いです。
ということで、その方にはまず一度やったことのある学校の復習の文法問題を解いてもらいました。こちらは一度やったことがあるからか、とてもよくできていました。
次に、中1文法のまとめの実践問題(初見のもの)を解いてもらい、これも非常によくできていました。
さらにその次には、以下のような中1文法を使った基本例文の「和文英訳」(日本語を英語に訳す)の課題をやってもらいました。(著作権の関係でモザイク加工をしています)
日本語を英語に訳す課題は、文法課題の中では基本的に一番難しいと考えてよいと思います。しかし、その方はこの課題もほぼ全問正解と言えるぐらいよくできていました。
そこでさらにレベルを上げて、その方が通っている学校の教科書(難易度かなり高め)から、既習範囲の単語と文法をランダムに組み合わせた和文英訳問題をやってもらいました。ここで初めてミスが3割ぐらい出ました。
つまり、この方の問題は学校で出てくる単語や表現が定着しきっていないことであり、中1レベルの通常の文法は問題なく定着しているのでやる必要はそれほどない、ということになります。
この診断結果をもとに、範囲指定をしたうえで学校の単語や熟語と文法を組み合わせた英訳課題を出すことを予告して、その予習をしてきてもらう、という授業内容を決めることができました。
その方は自由英作文や多読(英語の読書)に関してもやる気を見せてくれましたので、並行して進めることになりました。
文法事項が非常に良く定着していますので、きちんとした勉強を進めて行けば相当高い英語力をつけてもらうことができそうで、今から楽しみです。