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【英語】難関大学の入試が英語力以外に求めている能力

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

先日

という記事では、

「大学受験の英語試験は英語力だけでなく受験生の教養や知識量も測っている」

という内容を取り上げました。

それと同じような内容をつぶやいているポストがXで結構拡散されているのを偶然発見しました。

 

東大京大をはじめとする難関大学の入試で英語の配点が理系でも高すぎると思っていたのだけれど、その理由がわかった(遅 自分が受験した時もなんとなく感じていたが、今出題されている文章を見ても、単に英語力を問うているのではなく、英語の文章を通じて、哲学、科学、歴史、社会的背景や他国の状況をどれだけ深く知っているか、日頃から考えているかを問うてるんだなと。 だから、問われているのは単純な英語力じゃない。もちろん単語力が必要だけれども、単に英語が読めるだけじゃ解けなくって根本的に知的レベルが高くないと解答できないようになっている。

という内容のポストです。

大学の常勤教員としての経験はありませんが、研究者として大学とかかわることの多い私の立場から予想するに納得できる部分はあります。

難関大学が欲している人材というのは

・知的好奇心があって
・いろいろなことを積極的に学ぼうという気持ちがあり
・読書をしたり勉強をしたり何かを突き詰めて考察することが好きである

という人たちなのではないかと思います。言い換えると、

研究者になるのに適性がある人たち

と言ってもいいかもしれません。

どんな人材が欲しいかを決めて、作問して、採点する、これらほぼ全部の作業を、これまでの職業人生の大部分を研究者として生きてきた人ばかりが行っているのですから、そのようになっても不思議ではありません。

人によって違いはあると思いますが、特に難関大学の先生たちの間だと

「大学というのは(就職予備校ではなく)学術研究のための場である」

という考えはかなり根強いと思います。そうなると、そういうことに適性を持つ人材を求めるのは必然だと思います。

上のポストを見てなおさら

単に「受験英語の対策を頑張りました」みたいな人だと不利になりかねない。学生たちにはもっと幅広い視点で勉強を進めるようにしたい

という認識を改めて持つようになりました。

 

at 2025/03/21 10:28:13