こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
最近教育関係で面白い本や動画を2つほど見つけたので、せっかくなのでこちらでご紹介したいと思います。
1つ目は人を「叱る」ことについての本で、以下のものです。
この本では、人を叱ることが相手を委縮させて学習へのモチベーションを奪ってしまうことが述べられています。叱るというのは相手のためというより、
という叱る側の欲望から来ているものであり、叱られる相手のためになっていないということが述べられています。
叱る代わりに「フィードバックを与える」などのより相手の成長を促すことができる方法についても説明されています。
個人的な経験から見ても。人を叱って効果が出たことがあまりないし、「叱られてよかった」と感じたこともあまりないので、納得できる内容だと感じました。
次にご紹介するのは以下の動画です。
この動画では、一昔前に自主性に任せる教育で世界でもトップクラスの好成績を収めたフィンランドが、最近は明らかに成績が落ちてきており、フィンランド政府も公式に「自主性に任せる教育は失敗だった」と認めたという話が紹介されています。
簡潔にまとめると、
ということが紹介されています。要するに、「自由にやっていいよ。宿題もないよ」という教育を行うと、勉強をしたくない生徒は当然ながら可能な限りサボるため学力はどんどん落ちていく、教育はトップダウンで先生が詰め込みをするのが一番効果が出る、という当たり前のことが確認された、ということだと思います。
動画の最後で
という最近の風潮を批判して伝統的な詰め込み教育を擁護していたりなど、とても興味深い内容となっています。
以上2点、教育に関してとても示唆的な内容のあるものを紹介しました。これらの観点を活かしながら指導に当たっていきたいと思います。