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【英語】TOEFL iBT の試験形式が一部変更(2023.7.26)

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

2023年7月26日に TOEFL iBT の試験形式が一部変更になったということです。

それによると、

・テスト中のインストラクションとナビゲーションの簡素化
・Writing セクションでは、従来のIndependent taskに代わり、より現代的なWriting for an Academic Discussionタスクを導入
・Readingセクションの短縮
・Reading、Listeningのスコアに加算されない問題(ダミー問題)の撤廃

などのいくつかの変更がなされ、試験時間が2時間に短縮されるということです。試験時間の長さは TOEFL iBT の1つのネックだったのでこれはとてもよいことですね。

ただ、一部の受験者の方にとって少しまずい点も出てきました。それは

「自分の意見を述べるだけ」の英作文課題がなくなる

つまり、

「田舎と都会、どちらに住むのが良いと思うか」

のような、自分の意見だけを書けばよい英作文課題が無くなり、上でいう Writing for an Academic Discussion というタスクに変更になるということです。

この課題、サンプルを見てみたのですが、短いディスカッションの記録を読んでそれに対して自分がどういう意見を持っているかを述べる課題で、どちらかというと「統合型」(読んだり聴いたりして、それについて自分の意見をアウトプットする)の課題に近いと感じました。

つまり、まずは英文の内容をきちんと理解できる読解力がないと英作文もきちんと書けないということで、

語彙力や読解力が不十分な受験者が単純なアウトプット課題(自分の意見を言う・書くだけの課題)で点数を稼ぐ

ということが難しくなってしまったなぁという感じです。

あまり多くはないですが TOEFL iBT 指導のご要望はちょくちょくあるので、この課題に対する対策もちょっとずつ練っていこうと思っています。

英検もそうですが、単純に自分の意見を述べるだけでなく、文章などを踏まえたうえでそれについて英作文をする課題というのが最近はとても流行っているように感じますね。

 

at 2023/08/04 10:49:39