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【英語】勉強するなら極端にやりなさい

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

先日久しぶりに広島大学でドイツ語の講義をしてきました。主に音声に関する内容を扱い、感想シートを見る限り比較的好評だった様子でよかったです。

授業後に珍しく(?)初対面の学生から話しかけられて、ドイツ語ではなく英語に関する質問を受けました。いわく、TOEIC で点数を上げたいのだがどういう勉強をすればよいか、ということでした。

その学生たちの詳しい状況がわからないので一般的なアドバイスしかできなかったのですが、ここではそのアドバイスのエッセンスをまとめて書いてみようと思います。

(実際は医学・私学・薬学部がある霞キャンパスでの講義だったのですが、写真を撮り忘れたので法学部のある東千田キャンパスの写真です…)

 

1.やった方が良い勉強

やった方が良い勉強法として提示したのは、

・1つのものを夢に出るぐらい徹底的に極め尽くす
・または、ありえないぐらい大量に読んだり聞いたりする

という方法でした。

特に一番おすすめしたのが(TOEIC はリスニングも重要なので)

・映画でも動画でもいいから、最初から最後までセリフを全部理解して暗記できるぐらい繰り返し見る

という方法です。

これは実際に指導をした社会人の方が英語力を飛躍的アップされた1つの方法で、その方は1本の映画について

・まずは字幕を出しながらすべての英語の文を理解する
・その後、字幕を見ながら一緒に重ねて発音していく(オーバーラッピング)
・最後に、字幕なしで聴きながら音声についていって全部発音できるようになる(シャドーイング)

というステップで1つの映画をマスターされ、飛躍的に英語力を伸ばされました。これが「1つのものを徹底的に極める」方法です。

この「1つのものを徹底的に極める」という方法を取らないのであれば、逆に

・数十冊単位で洋書を読む
・500時間ぐらいリスニングする

などの「ありえないぐらいの超大量のインプット」をするぐらいしかないよ、という話をしました。(語学の観点から言うとごく普通の量なのですが、一般的な観点から言うと「ありえないぐらい」という形容をするぐらいでないと通じないのであえてこの表現を使います)

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2.やらない方が良い勉強

そして、「やめた方がよい勉強法」として提示したのが

1つのものに手を出しては次のものに進む、つまり定着が中途半端な状態でどんどん先に進むうえに、量もイマイチ不足している

という勉強法です。

「大学入試の勉強の時にも、参考書は1冊を徹底的に極めるのが良くて、中途半端に次々手を出すのはやめなさいって言われたでしょ?」

と言ってみると、さすが医学部生で、すぐに納得してくれました。

 

3.まとめ

ということで、語学に限らず勉強の基本をおさらいするような形にはなりましたが、やった方が良い勉強法としては

・1つのものを夢に出るぐらい徹底的に極めつくす
・ありえないぐらい超大量にインプットする

のどちらか極端に振れるのが正しいのであって、

・中途半端な定着で次々に手を出し、量も不十分

というのが一番いけないよ、ということでした。

何かの参考になりましたら幸いです。

 

 

at 2023/04/21 10:04:42