こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
英語学院では、一部事情のある方を除いて、基本的に毎回自由英作文、もしくは英訳の課題を出しています。提出方式は、大学受験生などの方を除き、メールでの提出です。
ご提出いただいた英作文は母語話者の添削を入れて、そのあと日本人講師が構成や内容、文法に関するコメントを入れてご返却します。以下は添削の一例です。
この英作文課題、頑張る方には非常に効果を発揮してくれているのですが、メール提出ということもあり、提出が滞ったまま授業に来てしまうというケースが結構あるのが悩みの種でした。
そこで今回、英作文提出を全員にしっかりやってもらおう、ということで、いくつか授業に工夫をすることになりました。
まず、グループ授業では通常スピーキングの練習をして、その内容について次回までに英作文を書く課題を出すことがほとんどです。そのため、
という方法を取ることになりました。5分経った後は
という形で、少しでも提出のきっかけづくりを行っていくことになりました。
「自律学習」というのは、
です。(詳しくは「自律学習」方式の紹介:利点と弱点の記事をご覧ください)
この「自律学習」の授業では、授業の最初に必ず Can Do List というA5の大きさの小さな書類に「今日の目標」などを記入する時間を取ります。
授業後には、その目標をどのぐらい達成できたか、一言コメントなどを記入します。(こちらも詳しくは毎授業でのCanDoリストの活用の記事をご覧ください)
このCan Do List に、
ことになりました。以下のような感じです。
これまでも先生が「英作文は提出しましたか?」という声掛けをするようにはしていたのですが、それよりももっと具体的に毎回チェックが入る、という意識を持ってもらうこと、さらに次回までに提出をするという宣言をしてもらうことで、英作文の提出を促していこう、という試みです。
スクール今西英語学院では「生徒に寄り添う」ということを強く意識したいと思っており、そのため宿題の提出が出来ていない生徒に対して叱りつけたりなどあまり強制的な方法はできるだけ取らないようにしています。
(そもそも厳しく叱りつけられることに慣れていない生徒が非常に多いので、そのようにしたところで効果を発揮するかは疑問、とも思っています)
もちろんこれはこれで非常に良い面がたくさんあります。しかし、やはり厳しさが少ないと甘えが出てしまうこともある、というのは1つの欠点としてというのは認めざるを得ないでしょう。
そこで、強制力を発揮しなくてもできるだけ自分の意志で課題をこなしてくれるような仕組みを作っていけるように常に意識して頑張っています。今回の英作文提出を促す仕組みもその一環です。
何とかこれで生徒に「英語が嫌いにならないようにしつつ、できるだけ積極的に課題をこなしてもらう」という目標を達成できるように頑張ってみようと思っています。