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【英語】2025年の新共通テスト試作問題 英語はどうなる?

こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

大学入試共通テストは令和7年(2025年)から再編成され、新たな科目が追加されたりの変更が加えられる予定になっています。

その問題のサンプルが2022年11月9日に大学入試センターのホームページで公開されました。

「情報」などの新しい科目の追加が話題になっており、英語のサンプルを見てみましたが、それほど大規模な変更はないように感じます

ただ、マークシート式とはいえ、

・自分の意見を主張する文章を正しい構成で書けることを前提とした問題が出題
・複数の意見から主張内容を整理したりする問題が含まれる

など、基礎知識を問うというよりはアウトプットを意識した実践的な問題にしていきたいという方向性は強く感じることができます。

2022年度時点の高校1年生以下の生徒はこういった試験を受けることを前提として、

(1) 基礎となる文法や読解力をしっかり身に着けること
(2) アウトプットを前提とした英語力の運用を身に着けること

の両方を求められるという、ハードな状況がより強くなっていくものと思われます。

まず提示されている文章を正確に読み解けることが回答の大前提になりますので (1) は外せませんが、(2) のようなアウトプットを前提として学習を行っておかないと、問題を解くという意味では対応が難しそうです。

日本の学校の英語教育は伝統的な (1) を重視する傾向か、あるいはそれへの反動から (1) をおろそかにして (2) のみを重視するという極端に振れる傾向が非常に強く、個人的にはどういうことになるか、懸念しています。

基礎と応用の両方を意識した英語指導を意識して、これからも指導に当たっていこうと思います。

 

 

at 2022/11/10 17:29:43