こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
今回は、先日の受験クラスで扱った内容の一部を紹介してみようと思います。
大学受験の英語学習で重要になってくるのが単語の数を増やすことですが、丸暗記以外に単語の数を増やしていけるコツの1つについてです。
先日授業で長文読解をしている際に telegraph「電報」という単語が出てきました。こちらの単語、そのまま暗記してしまえばそれでいいのですが、せっかくなので、ということでこの単語の成り立ちについて説明を行いました。
というのがこの telegraph の語源です。つまり
という形で単語が成り立っています。
tele- 「遠い」を含む単語はほかに以下のようなものがあります。
-scope はほかに
などの単語にも表れます。
-port- はほかに
などの単語に現れます。
-pathy はほかに
などの単語に現れます。
-graph を含む単語はほかに以下のようなものがあります。
これらの単語の関連語には以下のようなものがあります。
以上のように、
と丸暗記するだけでなく、それぞれの要素に分解して覚えるという意識を持つだけで、まるで漢字の「部首」を覚えるような感覚で芋づる式に単語を増やしていくことができます。
この暗記法を行っておけば、知らない単語に出会ったときでも意味を何となく推測することが可能になります。例えば、
というのはどういう意味でしょうか?
なので、「遠くの人とのコミュニケーションの事かなぁ」など、大体の当たりを付けることができます。
専門的な単語になればなるほど、こういった「語源の知識」で意味が推測できるものがどんどん増えていきます。
辞書によっては単語を調べたときに語源をきちんと書いてくれているものがあります。
例えば『ジーニアス英和大辞典』で telegraph を引くと
とあります。
こういった情報を無意味と思って読み飛ばすのではなく、大学受験ぐらいのレベルになったら、しっかりそのあたりも意識して目を通すようにしてみてくださいね。