こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
スクール今西では毎週生徒に英作文を提出してもらい、母語話者(またはニアネイティブ)と文法に詳しい日本人講師のダブルでの添削を行っています。
この夏からは品川先生というハワイ大学卒バイリンガルの新しい先生に加わっていただき、添削体制がより強力になったと自負しています。
さて、添削の際、日本人講師の方からネイティブ講師の方に「なんでこう直したんですか?」のような、添削についての質問をしたりすることがあるのですが、そのやり取りが結構面白くてこちらもいろいろ勉強になったりします。
そこで今回は、実際の添削のやり取りをちょっとだけ公開して、英作文添削の雰囲気を知っていただこうかな、と思います。
Grammar in Use という英語ネイティブの書いた世界的ベストセラーの文法書に、「theを使う例」として
the Internet
と記述があります。つまり、「インターネット」は Internet と大文字で書いてください、ということなのですが、添削の先生の一人が英作文で the Internet をすべて the internet と小文字に直していました。「大文字と小文字のどちらがよいですか」と聞いてみると、
と、非常に詳しく調べていただいた結果をお知らせいただきました。今後は私の方で「internetは以前は大文字で書いていたが、現在は小文字で書く人が増えている」というコメントをつけるようにしようと思います。
別の先生に、「働きたい日に働く」という意味の英語を
のように、when を that に添削していただいたことがありました。
教科書的には
はずですが、なぜ that に直したんだろう、と気になって聞いてみると、以下のようなことをお伝えいただきました。
その結果、
という結論に達しました。
以前「日本人が英作文でよく使うけど実は不自然な表現3つ」という記事で取り上げましたが、
という日本のテキストで非常によく使われる表現を、In summation と添削してくださった先生がいました。
これについて聞いてみると、
という回答をいただきました(実際はものすごく長い回答だったのでだいぶ省略しました)
この点についても当時は知らない点だったので、とても勉強になりました。生徒にもこのことは共有できました。
一方別の先生は
というコメントをいただいたりして、「正しい表現」の難しさを感じたりもしました。
こんな感じで、「添削に出したらそれをそのまま生徒に返しておしまい」ではなく、添削後の文章をしっかり確認し、いろいろなことを明確にしたうえで生徒に返却する、ということを頑張っています。
生徒の皆さんも、添削の1つ1つをしっかり確認し、せっかくの指導を無駄にしないよう、しっかりと頑張ってくださいね。