こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太と申します。この記事は2020年度の3種類の英検についての情報です。2021年度以降は形式が変更になっていますのでご注意ください。
英検は2020年から本格的にコンピューターを使用したテストが始まり、形式が色々複雑になってきました。2020年度の英検には以下の3種類があります。
・英検(従来型の紙媒体のもの)
・英検CBT
・英検S-CBT
これらの違いについて質問を受けることが増えてきたので、以下3種類の英検について簡単に整理しておこうと思います。
級の分け方とレベルはどの種類のテストでも同じです。問題形式も基本同じですが、PCを使用する英検(CBT, S-CBT)の場合、スピーキングはマイクに録音する形式になります。
英検(通常の紙媒体) 年に3回、日程は指定され、自分では選べない
英検 CBT 年に3回受験可能で、日程は比較的自由に選べる
英検 S-CBT 年に2回受験可能で、日程は比較的自由に選べる
これらをすべて受けることも可能なので、理論的には年に8回も英検を受けることができます。もちろんそれだけお金は飛んでいきますが…。
英検(通常の紙媒体):紙媒体で読解、リスニング、英作文の1次試験を受験し、それに合格したら面接で会話の2次試験を受験する
英検 CBT:全てパソコンで試験を行う。スピーキングはマイクへの吹込み・録音で答え、英作文はタイピングで打ち込む。読解とリスニングはマウスで選択する形式。
英検 S-CBT:パソコン画面上に問題が表示されるが、英作文は手書きで紙に書く形式。スピーキングはマイクに音声を吹き込み、録音したものを採点する(S-CBT は speaking のみ computer-based test という意味)
さて、それでは自分はどれを受けたらよいか、よく分からない場合はどう考えましょうか。
まず、
タイピングが苦手な人は英検CBTを避け、S-CBTか紙媒体の英検を受ける。逆にタイピングが得意な人はCBTを受験する方がよい
というのは大原則だと思います。
次に
マイクに音声を吹き込む形式が苦手な人は紙媒体の英検を受ける。逆に面接が苦手で吹込み形式の方がいい人はS-CBTかCBTを受ける
というのもポイントになります。
また、
日程を自分で選びたい人は紙媒体の英検を避ける
というのも重要になります。部活の試合などと重なるケースが非常に多いのでこれはかなり重要なポイントになります。
以上、英検を受験する際の何らかの参考になりましたら幸いです。
スクール今西では英検4級から準1級までのレベルの対策を、生徒それぞれの現状に応じて個別指導、グループ授業などで行っています。詳しくは以下のページをご覧ください。