こんにちは。広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院で初級クラスを担当しているナオです。
(英検1級を持ち、通訳としても活躍しているナオ先生のプロフィールなどは「講師プロフィール」へ)
今日は翻訳について少しお話をしたいと思います。
皆さんは「翻訳」と聞いてどんなことをイメージしますか?単語を調べて辞書に載っている単語に置き換える(日→英、英→日)?それもあります。
ただ、あまりにも直訳になりすぎると筆者のメッセージが伝わらないことがあります。より自然な日本語、そして英語にするためにはコツを一つご紹介します。
今回は、<日→英>についてお話したいと思います。
日本語から英語にするときには、まず「同一内言語翻訳」を試みます。
「同一言語内翻訳」??? なんでしょうね。
少し例を見ながら練習してみましょう。
日本語から英語にするうえで大切なのは「主語」「動詞」をとらえることです。「物の名前」「人」「出来事」なとがよく主語になります。主語が決まらなければ、動詞を先に決めてもいいですよ。
次の文を見てください。
私は車で通勤しているが、渋滞にぶつからないよう早めに家を出ている。
主語は「私」ですね。
「通勤しているが」とありますが、この場合の「が」は逆説”but”の意味でしょうか・・?
違いますよね。
「渋滞にぶつかる」の「ぶつかる」は「人とぶつかる」の「ぶつかる」と同じ意味でしょうか・・?
これも違いますよね。
では、この日本語を同一言語内翻訳してみましょう。
私は車で通勤しているが、渋滞にぶつからないよう早めに家を出ている。
↓
私は車で仕事に行きます。そして、渋滞を避けるために早く家を出ている。
I go to work by car, and I leave the house early to avoid traffic jams.
どうですか?簡単に英語にできましたね。
“go to work by car” は “drive to work” でもいいですよ。動詞一語で表現できるのであれば、動詞を使うほうがより自然な表現になります。
上の方法は、大学受験業界で「和文和訳」と言われたりもします。英訳の問題を解くには必須のテクニックです。
「単語を知らないから英語にできない」とあきらめる前に、同一言語内翻訳をして、より英語にしやすい日本語に置き換えてみると、案外簡単に訳せますよ。
試してみてくださいね♪