こんにちは、スクール今西で中級者以上を担当しているステイカス・ピーター・トゥと申します。今日は私が上級者向けのTOEFLクラスを教えるときに心がけていることなどを書きたいと思います。
TOEFLは非常に難しい試験で、高得点を取るためにはあらゆる言語知識を活用していく必要があります。クラスを教えるときに難しいのは、個人個人の生徒のレベルやニーズに応じた指導を行う事です(マンツーマンの指導ではないのでこれが特に難しいです)。それぞれの生徒がクラスに対して求めていることが違うので、それに対して常に注意を配るのはとても難しいことです。
スクール今西では日本の一般的な学校で行われている伝統的な教授モデルから離れ、生徒同士の学び合いや生徒中心の指導に重きを置いています。これは、教師からの指導ではなく、生徒同士のフィードバックに重点を置くということです。そのため、クラスでは常に生徒に難解な内容がきちんと理解できているか個人的に確認したりします。本文や問題文の難しい表現については、質問が無くても必ず生徒に理解できているか確認するようにしています。
TOEFLテストの単語は非常に難解です。語彙の量を増やすのに近道は有りませんが、有効な方法として「単語の意味を推測する」という手段があります。文脈から単語の意味を推測する能力があればテストでも良い結果を残すことが出来ます。例えば、
などの方法を使うことにより、推測の制度を上げることが出来ます。生徒によって必要な指導は異なりますが、語彙の習得はもっとも時間をかけて練習したり指導を受けたりする必要がある部分だと思います。
授業では例えば単語を幾つかピックアップし、生徒をペアにして推測した意味を話し合わせたりするなどの課題を行います。これにより、単に教師が解説をする授業ではなく、生徒が中心となって活動する授業を行う事が出来ます。
(以上の文はピーター先生が英語で書いたものを日本語に翻訳したものです。)