こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。今回はリスニングのコツについて書こうと思います。
英語リスニングの難しさには色々な種類がありますが、その中に「弱形」の存在があります。
強形・弱形には以下のような例があります。
強形 | 弱形 | |
he | ヒー | イー |
her | ハー | アー |
and | アンド | アン、ン |
日本人が発音を覚える際は大抵「強形」の方しか覚えません。そのため、弱形が出てきたら全く分からなくなるわけです。例えば、
の中の her は普通弱形の「アー」で発音されるため、
となります。(「アー」で発音され、しかも前とtoとくっつきます)
これを日本人の学習者が聞くと
と言う風に全く見当違いな聴き取りをしてしまう事がよくあります。her は「ハー」と覚えているからこうなってしまいます。
talk to her の her を強形で発音する、つまり
となると、それは her がその分の中で重要な意味を持っている、つまり
という意味の文になります。強形を使うか弱形を使うかで意味が変わってきて、しかも良く知っている強形を使った文は特殊な意味になるため頻度が少ない、だから聴き取りが難しく感じるわけです。
このような例についていろいろ知りたい場合は、
の「弱形」の章などをぜひご参照ください。特に
と思っている人は、弱形の聞き取りが必須です。
リスニングについては、ほかにも以下の関連記事をぜひご参照ください。上達のヒントになる情報が色々書いてあります。