こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。教室の足元が寒いことが多いので、売られそうになっていたハロゲンヒーターを救出して活用している日々です。
なぜか異常に暗い写真が怖い…
さて前置きは以上として、今回は単語についてです。私が指導をする時、またほかの先生の研修などをするときも、中級者以上への単語指導は出来るだけ「語源」を意識して覚えるように行っています。
以下、その一例を挙げたいと思います。
例えば、in/im には「中」という意味、portには語源的には「運ぶ」という意味があります。そこで、
となります。逆に ex は「外」という意味なので、
となります。
in と ex の対立は他にも
などがあります。
port 「運ぶ」は他にも
などにも使われます。
(但しこれは語源の話で、英語でport とだけいうと「港」という意味になりますので注意してください。他のものと組み合わさった時にそういう意味になることがある、というだけの話です)
これを応用すれば、かなり難しい単語でも一気に覚えやすくなります。
例えば
は、rect-「直角」という語源を含んでいます。これは
などの単語にも用いられます。つまり rectangle を知っていれば rectum もかなり覚えやすくなるということです。実は
も、この rect 「直角」が入っています。rect があったら「直、まっすぐ」の意味がある、と覚えましょう。
他にも、malnutrition なんていう単語が出てきて困ったときは、
という風に覚えましょう。mal は他にも
等の単語に現れます。mal- ときたら「悪い」の意味があることがある、と覚えておけばよいわけです。
逆に ben- ときたら「良い」の意味があります。
などです。
「ジーニアス英和大辞典」などを見ると、重要な単語については語源がきちんと明記してあります。ここを意識すると難解な単語を少し覚えやすくなるかもしれません。ぜひ参考にしてください!
その前にもちろん、nutrition みたいな基礎的な単語は丸暗記しないといけないんですけどね… ^^; (だから「中級者以上の指導」という但し書きを付けています)