こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西の今西一太です。
スクール今西英語学院では中一レベルの文法の身についた生徒全員に「多読」の課題を出しています。
貸し出ししている多読の本の一部
「多読」とは、和訳したり辞書で調べたりをせず、簡単な英語を大量に読む練習の事です。
教室にレベル分けのしてある洋書がたくさん置いてあるので、生徒はそれぞれ自分のレベルに合ったものを借りて帰り、家で読んできます。その際の原則は
・自分にとって非常に簡単と思える本を沢山読む
・辞書は出来るだけ引かない
・分からないところは飛ばして読む。飛ばして読んで話が分からなくなったら途中で止めて、もっと簡単な別の本を選ぶ。
・読んでいて苦痛を感じるようなら途中で止めて別の本にする。
・最終的に読んだ語数100万語を目指す。
というものです。
読んだ本は読みっぱなしにせず、下のような記録を利用して自分の読んだ量などを記録していきます。
「単語数」というのはその本の文章に載っている単語の数です。教室に用意してある本は基本的に何語あるかの記録があるものを用意していますので、それを使って自分の読んだ量を具体的に知ることが出来ます。(普通の洋書も調べたり大体の数を数えたりして単語数を必ず記載しています)
2. 一番多く読んでいる生徒と一番速く読んでいる生徒は…
さて、生徒の中で一番多く読んでいる人と一番速く読んでいる人はどのぐらい読んでいるのでしょうか。
一番多く読んでいる生徒は2015年7月~2016年6月までの累計で 302,505語も読んでいました。
なんとこの生徒は中学校2年生です!言うまでもなく学校のテストや英検などでもあり得ないぐらい超優秀な成績を収めていて、既に並みの大学受験生じゃとても敵わないレベルです。
一番読むペースが速い生徒は、2016年4月6日から6月22日(78日)で 98,105語という記録でした。
こちらも中学2年生ですが、英語力は既に優秀な高校生のレベルに達しています。
78日で98,105語読んでいるということは、1日に1257語平均で読んでいることになります。文字の大きさにもよりますが、少し大きめの文字の本で1日10ページ程度と言ったところでしょうか。他の勉強をこなしながらこの量を読むという努力には脱帽です。(結構息抜きに楽しく読んでいるらしいですが)
こうやってみると多読で記録を出している生徒は実力がやはり非常に高い、ということがよく分かりました。やはり語学の王道は「大量のインプット」であると再確認した次第です。