こんにちは
広島市中区School Imanshi音楽教室
ピアノ・ボーカル講師のMiHoです
今日は広島に原爆が投下された日です。
高校か中学生の時に、セレモニーでトランペットで参加して以来
大人になってからはそんなに頻繁に原爆の日には出向いていませんでしたが
フィリピンから旦那さんの友人が来広してくれたので
久々に平和記念式典に行って来ました。
これからもセレモニーだけでなく、公園を通る度に思いを馳せたいと思います。
さて、8/6の話はここまで。
前回から続いています、「お母さんの疑問」その4です。
電子ピアノでの練習について、です。
Q.「電子ピアノで練習させたいけど、ダメかな?」
A.個人的には、電子ピアノだからピアノが上手く弾けない。
といったことは起らないと思います。
ただし、電子ピアノとアコースティックピアノは「別の楽器」と
捉えても良い程、違いがあります。
電子楽器は昨今随分変わって来ました。鍵盤の部分が昔は全てプラスティックで
出来ていましたが、最近は本物の木を採用していたりします。
構造自体アコースティックピアノとは大分ちがいますが、
鍵盤が木であるだけでもかなりタッチが変わります!
たとえばスプーン。
色んな材質のものがありますね。
ステンレス、プラスティック、磁器、木など
これを口の中に運んだ時、同じ感触ですか?
違いますよね?
そして、プラスティックより木の方が、落ち着きませんか?
それが手になると、口程ではありませんが、違いを感じる事が出来ます。
手になじむような吸い付くような、そんな感覚があります。
しかし、電子ピアノはあくまで電子音であり、自然の音ではないので
音色の違いが生み出しにくいのが欠点です。
そして、この選択肢の狭さが、表現力の幅の狭さに繋がります。
表現力とか求めてないし。。。
となるでしょう。しかし、「この音楽をこう弾きたい」という欲求を
楽器のせいで押し込められるのは、残念な事だと思いませんか?
クラシック音楽でなく、流行の音楽を弾くような生徒さんでも
レッスン室のグランドピアノを弾くと感動して帰ってくれます。
生の音には、科学では解明出来ない心地よさや「生きている音」が潜んでいます。