こんにちは、広島市の四技能型・英検対策の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。
この度(2023年12月)、大学受験のクラスをご受講いただいている生徒の方が、広島大学総合科学部・国際共創学科の推薦に入試に合格されました。おめでとうございます!
その生徒の方に、推薦入試がどのような様子だったかをインタビューしてみました。以下、その概要を書いてみようと思いますので、興味のある方はぜひご覧ください。
広島大学総合科学部の国際共創学科は、広島大学の総合科学部に設置された学科の1つで、「留学生と日本人学生の比率が半々で、授業をすべて英語で行う」などのとても特徴のあるカリキュラムで知られている学科です。
「英語の習得」「文理の融合」「様々な国籍を持つ人々との交流」などを掲げて、特色ある教育を行っています。
今回はそちらの学科の、一般ではなく推薦入試(面接試験)に関する記事です。
まずは事前に「志望理由書」の提出が必要となります。こちらの理由書の添削も授業と一環として行いました(ただ、もともとよくできていたので細かい点に関するアドバイスのみ)。
面接開始前の20分ほど、500語ほどの英語の文章を読む時間が与えられます。2022年までの問題はグラフが付属した文章だったそうですが、2023年の試験ではグラフはなかったそうです。
そして面接本番では、3名の試験官の方々からの質問に答えることになります。面接官の内訳は、外国人が2名、日本人が1名だったということです(外見の話だけなので、実際の国籍などは不明です)。
その方々からの英語での質問に答える、というのが面接の主な内容です。
面接で聞かれる内容は以下のような内容です。
まずは文章(面接の前に読解したもの)に関する質問があります。文章の要約を英語ですることを求められたり、などです。
※あまり詳細を書くとよくないかもしれないので詳細を書くのは避けます
次に、志望理由書に関する質問です。ここでは例えば「平和について学習したいと理由書に書いてあるけど…(詳細は割愛)」のような、ちょっとした圧迫系の質問をされる場面もあった、ということでした。
また、テクノロジーと平和に関する質問など、様々な視点からの質問もあったそうです
最後に将来に関することを聞かれたりなど、個人的なキャリアに関する質問でおしまい、ということでした。
その生徒の方は、面接中に感極まって泣いてしまい、「やってしまった…」と思ったということなのですが、それでも合格できました。
これは「面接官の印象に残ったら合格しやすい」という経験則に合致しているようにも思います。
例えばかなり以前の話ですが、慶応義塾大学の面接試験を受けた際に
と言っていた生徒の方がいらっしゃいました。この方は実際入学した後に
と面接担当の先生に言われたそうです。
また、面接の合格者を分析すると、一番最初か一番最後に面接を受けた方が有意に合格率が高かった、という調査結果を目にしたこともあります。
面接官は同じ日にものすごくたくさんの方を面接しているわけで、1人1人を克明に覚えているのはなかなか難しいです。「さて、合格者を選ぼう」となったときに、印象に残っている受験者がいた場合は選ばれやすくなるのは当然といったところでしょうか。
芸能界ではないですが、面接ではきちんと答えることも意識しつつ、
というのも、1つの意識としてありなのではないかと思います。(ただし、やりすぎたりあざとすぎたりすると悪印象を与えるので加減に注意!)
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この合格者の方は、広島大学以外にも早稲田大学、同志社大学、法政大学の推薦入試も受験され、すべての試験に合格されたということでした。それらの大学の面接試験についても少し情報をもらいましたので、ご興味のある方がいらっしゃるようならまた後日記事にしてみようかと思っています。