トップ  > Kazu's BLOG  > 【英語】苦手な生徒向け:一度出来ても次には忘れてしまう場合のカリキュラム具体例

【英語】苦手な生徒向け:一度出来ても次には忘れてしまう場合のカリキュラム具体例

こんにちは、広島市の英語塾、スクール今西の今西一太と申します。

「一度勉強すると理解できるのですが、しばらくたつと忘れてしまって、なかなか定着しないんです」

というお悩みを耳にすることがたまにあります。

今回は、そういった生徒向けにスクールで行っているカリキュラムの紹介をしていきたいと思います。今回は少し英語が苦手気味の方向けの指導のやり方です。

 

 

 

1.授業時間中に学習し理解してもらう

まずは授業を利用して、1つの文法項目(can の用法、be動詞と一般動詞の違い、動名詞to不定詞の違い、など)を理解してもらうための解説、問題演習を行います。これはごく当たり前の事ですね。

この時点では「ひとまず理解できた」という状態まで持って行くことを目標にします。

 

2.宿題としてそれに関連した問題集を毎日少しずつ解く課題を出す

次が一番のポイントです。定着をしない生徒は基本的に毎日ではなく一度にまとめて学習を行ってしまう癖があることがほとんどなので、課題の出し方として、

・1日1ページずつ問題を解く

という課題の出し方をして、具体的な1日分の分量を指定します。

さらに、

・その宿題の範囲は新しい範囲ではなくて復習の範囲(前の授業で扱った内容を含む問題演習)

とするのがポイントです。

実際の授業では

などを用いて、「まとめテスト」の内容を授業で扱って不明点の確認と整理を行い、その「まとめテスト」の範囲になっている個々の文法項目のページを1日1ページ分などで宿題にしたりします。

 

3.次回の授業で前回と全く同じ問題を解く

そしてもう1点、重要なポイントです。

・次の授業で、前回の授業で扱ったのと全く同じ問題を出すから、満点が取れるように勉強してくる

という課題も出します。そして、実際に問題を解いてもらって満点が取れるかどうかを見ます。

実際には満点が取れないことも結構ありますが、この勉強法を繰り返していけば

・塾には通って毎回理解はできるけど、結局定着せずに進歩がないまま

という状態を避けることができます。

実際このような形で進めている生徒が何名かいますが、本人たちのペースで少しずつ定着させながら伸びて行ってくれています。(正直に申し上げると急激な伸びはやはり難しいですが、着実に少しずつは伸びて行ってくれています)

英語が得意な生徒の場合はこちらは補助に徹するだけの方がうまく学習が進行することも多いのですが、英語が苦手な生徒の場合は状況に合わせて上のような形を取ったり、各自の適性や得手不得手に合わせて学習方式を調節することを意識してカリキュラムを調整しています。

英語の得意、苦手にかかわらず、その生徒個人個人のペースで進歩していっていただけることが一番大事だと思いますので、それに応じてカリキュラムをできるだけ工夫することが大事ですね。

 

 

at 2022/03/18 13:35:05