こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太と申します。
先日、高校2年生から「文法が苦手なのですが、これからどうやって勉強すればいいですか?」という質問を受けました。その生徒の担当の先生と2人で協力してアドバイスしたのですが、その内容の一部(主に私のアドバイス)をここで共有してみようと思います。
自分が今どのぐらいのレベルにあるのかを認識して、以下のような順番を意識することが必要になってくると思います。
1. 中学文法を身に付ける
この記事は高校生を対象としているので細かいことは割愛しますが、まずは中学レベルの文法を習得することは大前提です。
2. 『総合英語Evergreen(総合英語Forest)』などを使用して、文法の解説をしっかり読んで学ぶ
中学文法が大体OKになった方のうち、高校文法の知識自体に不安のある方は、解説が丁寧な文法書をじっくり読み、文法の理解に重点を置いた学習をします。
3. 『ネクステージ』 『ヴィンテージ』などを使用して、分野別の文法問題を解けるようになる
その次に、その学んだ文法を実際に活用できるかどうかを見るため、分野別の問題集で学習をします。「ここは仮定法の章だから…」などと、どんな問題が出ているのかを考えながら問題を解けるようになります。
4. 『実力判定英文法ファイナル問題集』などのランダムな配列の問題を使用する
最後に配列が完全にバラバラになっている問題集を使用して、習ったことが必要に応じてすぐに記憶の中から取り出せるかどうかを確認し、定着を図っていきます。
基本がすでによく分かっているのに基本的な文法の解説書をじっくり読んだりするのは時間の無駄ですし、まだ基本も危ういのにいきなりほとんど解説がないような問題集に挑んだりしては、理解が不十分でいつまで経っても基本の定着ができません。
まずは自分がどの段階にいるのかをしっかりと見極めて、それから自分に今必要な勉強を見極めていきましょう。