こんにちは、広島市の英語塾、スクール今西英語学院の今西一太と申します。
さて、今回はリスニング学習についての記事をお送りします。
2021年1月の共通テストでリスニングの比重が高まるということもあり、リスニング学習をどうすればいいのかと言う相談が最近すごく増えてきている印象があります。そこで、今回はリスニング学習の原則を簡単にまとめてみようと思います。
リスニング学習では必ず以下の原則を守りましょう。
9割ぐらい理解できるレベルの英語を大量に聴く
原則その1:「ほとんどわかるものを」
原則その2:「大量に」
の両方が大事です。
「大量」は皆さんの想像するよりはるかに大量だと思います。具体的に言うと、
理想は1000時間
とよく言われます。
これは毎日1時間聴いて3年間、毎日30分聴いて6年間かかるぐらい大量の時間です。実際にここまでやるのは難しいですが、少なくともそれを目指す勢いで練習する必要がある、ということです。
「1日15分聴くのを1年間頑張ってるけど伸びません」
というのは、単純に聴いた時間が足りないと考えた方がよいと思います(これではたった90時間で、10分の1にも満たないですよね)。
なかなか難しいと思いますが、もっともっとあらゆる機会を活用して英語を聞く時間を作る努力が必要だと思います。だからリスニングと言うのは受験生になってからではなく、時間に余裕のある、できるだけ若いころから時間を意識的に割くのが重要なのです。子供の頃から超大量に聴いている帰国子女が有利になるのも当然です。
また、原則ではありませんがリスニングに関する注意点があります。それは、
リスニングができないのは結局語彙力の問題であることが多い
ということです。
「聞き取れない単語が出てきてそこが気になって後がどんどん分からなくなった」
という相談、何度聞いたことがあるか覚えていないほどよく聞きます。
単語さえわかればリスニングの理解ができるようになる可能性が高いです。
単語を増やし、多読などで日本語に訳さずに大量に英語を理解する学習を行うことでリスニング力も並行して鍛えることができます。聞くだけではなく、こういう方面の学習も積み重ねていきましょう。