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【英語】全部やれば合格間違いなし!英検2級レベルの人が英検準1級に合格できる勉強法

こんにちは、広島市の四技能型英語塾、スクール今西英語学院の今西一太です。

英語学院の「中級」クラスには英検準2級~2級ぐらいのレベルの生徒がたくさん通っているのですが、特に2級レベルの生徒から

「英検準1級はどうやったら取れますか?」

という質問が多くあります。

そこで今回は

「英検2級レベルの人が英検準1級を取得するための勉強法」

についてまとめてみようと思います。

このブログで「英検準1級で捨てるべきところ・満点を目指すところ」という記事を書いたことがあります。具体的にはそのスコア配分を目指して英検2級レベルから学習していく方法について書いていきます。
 

 

 
1. 英作文を大量に書く

英作文は最低毎週1本書き、文法と内容に関する添削を受け、その添削をじっくり復習して次回に活かします。直された英作文は清書して、繰り返し音読して暗唱します。

週に1本の英作文は、教室に通っている生徒で英作文の宿題を毎回きちんと行っていれば自然とクリアできる条件です。(ネイティブ文法チェック+私の構成・内容などに関するコメントが毎回返ってきます)

何と言っても英検準1級1次試験の3分の1は英作文ですこれで高得点を取らないと合格はほぼ不可能と言っても差し支えないでしょう。英作文の優先度は非常に高く、文法だけでなく構成、語彙、内容(理由付け)にまで気を配って練習していく必要があります。

また、返ってきた添削をそのままにしてしまうのはあまりにももったいないです。

きちんと自分で清書して、繰り返し音読して、スラスラいえるまで暗唱してしまいましょう。

毎週この暗唱をやれば100%絶対に英語力が伸びます。あとはやるかやらないかです。

暗唱の方法については「暗唱の良い例と悪い例」の記事もご参照ください。
 

2. 長文を一字一句理解できるまで精読する。

非常に高い英語力を持っている生徒は文法をきちんと理解して一字一句正確に読みこなす練習を多く行っている人が多いです。

逆にある程度のところで止まってしまう人は、なんとなく読んで多分これが正解だろう、という読解方法を取っている人が多いです。(どこで止まるかは人によりますし、なんとなく読みで準1級まで受かってしまう人もごく一部いますが)

準1級レベルに到達するため、辞書を使って一字一句じっくり読む練習をしてください。

「なぜこの動詞はここでは過去完了形なのか」「なぜこの名詞はここでは無冠詞の単数形なのか」「なぜここでは about ではなくて of が使ってあるのか」

などまできちんと意識して調べ、理解しながら完璧に読解する練習をたくさん行ってください。
 

3. 読んだ時間の3倍以上の時間をかけて長文を復習する

長文は完璧に読解し終わった後が本番です。ここから復習音読を始めます。

復習音読の基本は以下の3つです。

a) 意味を完全に理解しながら音読すること
b) 間を空けながら相当の回数(最低30回~50回)繰り返すこと
c) 可能ならシャドーイングするなど、読むだけでなく聴く方からもアプローチすること

具体的な方法としては以下の二つをお勧めしています。

[方法1]
・完璧に読解したと自信を持って言える長文を、書き込みゼロの状態でコピーしてノートに貼っていき(月に3ページぐらいのペースが目安)、そのノートを常に持ち歩く。
・暇ができるたびにノートを取り出し、音読する。
・音読の際は書き込みをせずにフレーズごとに英文を区切って読み、そのフレーズを日本語に訳しながら読む。例えば、

「Yesterday 昨日 I went to the library 私は図書館に行った to study math 数学を勉強するために」

のような感じで、英語と日本語を交互に声に出しながら読む。こうすれば「単語の意味は覚えていないけど音読だけしている」状態を避けられる。
・この方法で合計30回以上、できれば50回は音読を繰り返す

 

[方法2]
・1日に1つ長文を、一字一句完璧に読解する。
・その長文に関して、3日後・1週間・3週間後、など間隔を空けて3回以上復習する日付を決めておく。
・その日になったら復習として音源を使ってシャドーイングする。
・シャドーイング中に分からない部分が少しでも出てきたら本文に戻って復習。もう一度シャドーイングし、100%完璧に理解しながらシャドーイングできるまでそれを繰り返す。

 

4. 9割以上理解できている状態で大量にリスニングする

リスニング学習のコツは基本的に以下の一つだけです。

・9割以上理解できる音源を大量に(少なくとも50時間以上)聴きまくる。

具体的には、テキストの付属CD、動画サイトなど、なんでもいいので「ほぼ全部理解できるけど、たまによく分からないところがある」という自分にとってちょうどいいレベルの音源を見つけます。

後は

そのレベルの音源をシャドーイングしながら大量に聴きまくる

だけです。「大量」というのは、1日1時間程度を数か月にわたって続けるぐらいのイメージです。

(私自身が中国語のリスニングを急激に上達させた方法が参考になるかもしれません→「初級者を一気に抜け出した方法」

1日1時間も時間が取れない、と言う人も多いかもしれません。しかし残念ながら1日15分程度の時間ではなかなか効果が出ないと思います。あとは、それだけの時間と手間を英語学習、英検準1級にかけるだけの価値があるかどうかで判断してください。

「1日15分の練習でインターハイに出られると思いますか?」

というとある先生の一言が印象に残っています。そのぐらいの覚悟がないなら、英検準1級が本当に必要かどうか、もう一度考え直すという可能性も視野に入れてみてください。
 

5. まとめ

さて、英検準1級取得のための勉強法をまとめてきました。2級を取得済みの人がこれらすべてを完璧にこなすことができれば、英検準1級程度のレベルであればまず合格間違いなしだと思います。

ただ、いろいろな制約で4つの勉強法を全部実行するのは難しい人も多いと思います。そういう人は、これらの勉強法のうち1つだけでも実行してみてください。

上で述べた4つの方法は1つだけでも十分英語力を上げることができる方法ばかりです。是非とも自分にとって一番いい勉強法を見つけ出して、目標を達成してくださることを願っています!

 

 

at 2018/11/15 13:22:53